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ホワイトデー

ホワイトデー

 

 

 

毎年スタッフにバレンタインデーのチョコを送っています

心暖まるお返しを頂いていますが

その中に一番年長者の佐々木さんがいます

毎年、手紙が添えてあるのですが

今年の手紙の内容が同世代として心打つものがありました

季節の食材へのきめ細かい気持ち、街の移り変りから昔懐かしい思い出と時代の流れを感じました

まさに「時よ止れ」!!

そして、元気が一番!!

佐々木さん、お互いに良い年を重ねましょう

同世代バンザイ!!

 

下に佐々木さんの手紙を載せます

 

 

 

おかみさんへ

 

 

 

春がきた、春がきた、何処にきた......。

バレンタインデーのチョコレートを手にした時そっと口ずさむ歌、季節の変り目をおしえてくれるチョコレート今年もありがとうございます。梅、桜、そして新芽と匂い立つとでもいうのでしょうか。あらゆるものに勿論料理にもですが使われていくのでしょうか、春のめぐみを。

 

それにしても年をとると時間が短く感じます。心理的なものでしょうが若い頃は初めて体験や経験することが多くさんあり、子供の時は早く大人になりたいそんなことを考えていた様な気がします。たしかに胸のときめきなんか若い頃感じて刺激的なことがいっぱいあった様な気がしておりましたが、今ではそんなことは「以前にもありました」と何かことがおきてもワクワクする感じではなくなりました。それが良いのか悪いのか分かりませんが現状維持が一番だと思っております。「時よ止れ」。

山居でのお仕事をいただいていることが生活の一部になっておりそれが自分を多少若返りさせ「老い」をくいとめているのではと考えております。

 

あまりにも古い話で恥しいですが、NHKのラジオドラマ「君の名は」をご存知でしょうか。放送を聞いていましたのは中学生から高校生にかけてだと思いますが、当時男と女の関係、会えるのに会えないすれ違いになったりすることが理解できるわけなく大人と一緒にラジオを聞いておりました。東京へきました時に、わざわざ運命の場所(?)数奇屋橋を渡りに行った記憶があります。そして、むかい側には日劇・朝日新聞社屋がありました。その後話題になり、有楽町西武百貨店、阪急デパートができました。その一角の西武百貨店が閉鎖になるとのこと、あの一等地でのデパートが何故と驚きました。

「君の名は」、そして、フランク永井の唄った「有楽町であいましょう」、私の青春時代の思い出が世の中の流れにのみこまれてしまった感じです。

 

どんな大きな組織体でも少しのほころびで壊れていく大変な時代になっているのかと思います。考えてみれば自分自身も最近ではデパートに行っても食堂街に行くかデパ地下といわれる惣菜・食料品しか見なくなってしまいました。ブランド品にしてもその直営店が銀座や丸の内仲通りにあり、又、若い人のおしゃれもデパート以外に独得な販売で小売店で間に合っている状態になっております。百貨店もどう変っていくか模索していることでしょう。

 

山居も原宿の一等地にあると思います。

場所や店舗、内装にふさわしい料理をだせることがベストですが、料理長の意図する献立を若い板前さん達が理解し作ることができるか気になるところですが、"大いに勉強しましょう"。

山居も"かに・のどぐろ・鳥取牛・大山地鶏・岩がき"など強力な商品があります。勿論季節によって変ってきますが、かえってそれが腕をふるうチャンスだと思います。鳥取、島根、いやもっと遠くからくる素材もあると思いますが、むだにすることなく愛情をもって、お客様が"また食べたい""また来たい"と言わしめる料理・サービスを若い板前さん達に期待したいと思っております。

 

長々ととりとめのないことを書いてまいりましたが、私の一番の願いはおかみさんの元気なお姿を拝見することです。季節の変わり目お身体に充分気をつけていただきたいと思います。常に自分にも"元気"が一番と言い続けております。今後ともよろしくお願い致します。

 

忘れておりました。9日(火)にお手伝いしていただいたうえにコーヒーまでいただきありがとうございます

平成22311

山居 佐々木